ずっとコロナでいいのに

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今回のお題、極めて不謹慎だが、実はけっこうな割合で日本人のサラリーマンは口に出して言わないが心の中でそう思ってんじゃないだろうか。

非常事態宣言とかマンボウとか私権を制限されるのはまっぴらごめんだし、コロナ初期ならいざ知らず今となってはもう100%反対だ。

だが、このまま日本社会がコロナ前に戻って欲しくない。それが」「ずっとコロナでいいのに」という言葉に現れている。

日本人って忘れるの早いんだよな。どんな惨事があってもケロって忘れて普段通りの生活に戻る技術は世界一だと思う。

コロナは沢山の人の命を奪って、今もなおその危機は現在進行形ではあるんだが、働くサラリーマン的にはコロナのおかげで働き方が大きく変わった。

いい意味でだ。

クソみたいな仕事が減って、大体のペーパーワークは電子決裁でできるようになった。

事務所にいなくても仕事ができるようになったから、通勤の苦しみから解放された。

会社に拘束される時間が減ったわけだから、より人間らしい自由な生活を送れるようになったのは間違いない。

片道15時間の海外出張もなくなった。無駄な二酸化炭素の排出が減って地球環境に貢献したのだ。

海外からの来客もコロナのせいで全て見送り、キャンセルになった。会食のアレンジや飲み会の数が激減した。

コロナ前は中国人でいっぱいだった観光地も閑散としていて、ストレスなく楽しめた。

正月は実家に帰って家族団欒という親からの押し付けもコロナのお陰で霧散した。

つまりコロナの隠れ蓑のおかげでかなり楽な生き方ができた2年間だったわけだ。

それが社会が正常に戻りつつある中、コロナ前の悪しき風習が復活するんじゃないかと私は戦々恐々としている。

在宅勤務は制限され、原則出社が義務付けやれたりして。会社のクソ面白くない飲み会も増えそうだ。

移動の制限が無くなれば、またぞろ無意味な海外出張が復活する。

嫌だ!嫌だ!嫌だ!

海外出張なんてもう行きたくない。海外からの来客の面倒もみたくない。

ひっそりとPCワークしながら自宅で仕事してたい。ただそれだけなんだ。

私はひとりコロナの中で生きていたい。たとえウイルスがこの世から消えたとしても。

おわり