静岡にはしぞーかおでんと呼ばれる独特のおでん文化が存在する。
何が独特かというと、静岡人にとっておでんとは駄菓子の一種というのだ。
つまり夏になると駄菓子屋に必ずかき氷があるように冬になれば駄菓子屋でおでんが買えるというわけ。
だから静岡っ子は小さい時からこの味に慣れている。おでんといえばしぞーかおでんなのだ。
オレは関西出身であるからしぞーかおでんの味はそれほど美味しいと感じるものではない。
真っ黒い出汁が特徴だが、出汁のパンチ力がやや足りない気がするのだ。
コンビニのおでんの方が旨い。正直いうと。
だが、コンビニのおでんじゃ味気ない。せっかく静岡にいるのだからということで、たまにおでんを食す。
梅ヶ島温泉に向かう道中、さおしんという釣具屋の前を通るのだが、そこで鮎の塩焼きを提供してくれる。
これを食す際、サイドメニューとしてしぞーかおでんを何串か食す。
と、梅ヶ島温泉にいくついでにしぞーかおでんを食べるのが常なのだが、先日無性にしぞーかおでんというかおでん的なものを食べたくなったので、浅間神社参道にある老舗、おがわに凸してきた。
痺れるほど旨いってわけではないが、魚介系の薄いスープがよく染みててうまかった。
おでんだけでは物足りないので、この後伊勢丹まで移動して寿司を食った帰った。
おわり