若手茶農家の呈茶会に行ってきた

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今日は午後から旨い鮮魚が食いたくなっていつもの興津の魚屋に行ってきた。つい先日、話題のスーパーボランティアのじいさんも立ち寄ったんだと。店先に写真があった。

いつも清見寺の駐車場にクルマを止めさせもらうのだが、どうしたことか満車。

何とか1台分空いたので駐車できたが、何かのイベントでもあるのかしら?

魚屋のおばさんに聞いてみたら何でも清水の茶農家がお茶を振る舞ってくれる呈茶会なるものがお寺で開催されているんだとか。

せっかくなんで500円の入場料を払って行ってきた。

日本茶好きのくせに実はこういうイベントは初めて。茶農家さんと話すのも初めてに近い。

時間の関係で3つの茶農家さんのお茶しか飲めなかったけど、どこも情熱をもってお茶を作っているのね。

ひとつは珍しい紅茶を作っている農家さん。品種はベニフウキという日本茶なんだけど、茶の新芽にわざと害虫のウンカに吸わせて、それで独特の甘味を引き出した紅茶を作ってた。

烏龍茶の製法で確かにウンカやヨコバイにわざと吸わせるというのは昔聞いたことあったが、日本で実践している農家さんがいたとは。面白いね。

もうひとつは「特蒸し茶」。深蒸しと浅蒸しは聞いたことあるけど、特蒸しなる言葉は知らなかった。蒸す時間が120秒を越えたものを特蒸しというそうな。

清水は元々は山側の斜面を開拓して茶を植えたもんだから、いわゆる浅蒸しが主流の産地なんですよね。一方深蒸しは今でこそ一般的ですけど、昔はどこも浅蒸しで作っていたそうです。

浅蒸しは深蒸しと違って薄い黄色のお茶です。お茶=緑茶とイメージする人も多いかと思うけど、ちょっと上品で風味と香りが強いのが浅蒸しの特徴ですかね。

私個人的には浅蒸し派ですね。でもそればっかだと飽きるから色んな種類のお茶をローテーションしながら飲んでる感じです。

今回はお茶の直売もやっていたから応援も含め二袋お買い上げ。

古いお寺の中でお茶を飲めてよかった。若い茶農家の皆さんにはこれからも頑張って欲しいです。またこういう機会があれば参加したいね。

おわり