過去の自分から今を知る(高校編③)

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理人です。

昨夜は福岡と大分で記録的な大雨が降った。被害が出ないことをお祈りしていましたが、今朝のニュースでは行方不明者も出ていると。被害に合われた方々とそのご家族には心からお見舞い申し上げます。

さてさて、人生振り返りシリーズ、高校編の最後となります。

過去をこうして振り返ってみると、自分でも忘れていたことが思い出されたりします。高校時代の私はどうやら完璧主義者の要素もあったのではないか。

完璧主義(かんぺきしゅぎ、: Perfectionism)とは心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと[1][2] 。定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。

ウィキペディアから抜粋です。まあ当たってなくはないですね。

兎に角自分が納得しないと前に進めないタイプでした。

逆に一旦納得すれば、その後の動きは早い。集中力を一気に投下してゴールに突っ走るのです。

高校時代、大学入試を前にその意味や目的を見いだせず、長く苦悶していましたが、目標を定めてからはモチベーションは一気に高まりました。

でも、今までろくに授業も聞いていなかったし、成績は悪く、おまけに苦手な数学もセンター試験で避けられません。棘の道でした。浪人も覚悟しなきゃな・・と思っていた矢先、あることを父親に告げられます。

「お父さんな、お前の高校卒業する春から転勤で海外に行くことになった。せっかくだから家族全員でいくことを決めた。だからお前が大学受かろうが落ちようが1年間だけは家族全員で海外生活だ。」

・・・田舎から出たこともない私がいきなり海外・・。父親の言い方だとこちらに選択の余地はなさそう。でも、これはひょっとするとチャンスかもしれないと捉えるようになりました。

海外で浪人生活など送れるわけないし、絶対現役で受からないと!

こういう事情もあって私はけっこう死に物狂いで勉強しました。出遅れ分を取り戻すのは骨のおれる作業でした。

最初は勉強の仕方がわからなかったので、なかなかテストの点は伸びず焦りが募ります。

何とかなりそうかも、と光明が見えたのはセンター試験の1ヶ月前くらいのことです。ひたすら過去問を繰り返し解いて、間違った問題を復習する。この反復方法で550点から600点位は安定して出せるようになったと記憶しています。

私が狙いを定めていたのは田舎の国立大学でしたから、センター試験でこれくらい点数を稼げれば、二次試験も含め、十分合格圏内にありました。

そして迎えたセンター試験。

その日は寒かったっけ。天候は雨か曇りだった記憶がうっすらあります。お守りを鞄に忍ばせて、いざ試験開始。

そして、帰宅してドキドキの自己採点。翌日の新聞に回答が出るのです。たしか京都テレビでも解説があったような。

スコアは忘れましたけど、550点/800点はあったのではないでしょうか。よし!十分射程距離です。

そして翌月、二次試験を受けに某大学へ。雪が積もってました。

そしてさらに翌月、1996年3月、合格通知を家に届きました。これで晴れて大学に入学です。

今までの努力が報われた瞬間でした。卓球の水谷選手が銅メダルとった時の喜びのガッツポーズ。そんな感じといったら伝わるでしょうか。

こうして私は高校を卒業し、新天地の海外に家族と移住することになるのでした。

行き先は・・・。なんと、南アフリカです。

次の記事は南アフリカ奮闘編を書きたいと思います。

つづく