生きるための代償

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社会人になってからというものストレスにさらされ続けてきた。

仕事をして金を稼ぎ続けるというのは大変なことだ。

ストレスは健康の大敵でもある。

私の場合、ストレスは体の色んなところに出た。

例えば下痢。

東京時代、下痢のせいでとても苦労した。

出勤の前に何度もトイレで用をたすものの、決まって満員電車の中で強烈な便意がきて大変だった。

途中下車して汚い駅の和式便所で用をたした。

間に合わなくて何回か下着を汚したこともあった。死にたくなった。

ストレスは皮膚にもよく現れたものだ。

突然蚊に刺されたような跡が体のあちらこちらに出てきて痒くてしょうがなかった。

皮膚科にいくと突発性発疹という病気だと言われ、原因は不明。薬を飲めば一週間ほどでキレイに完治したが、ストレスが原因だと思う。

社会に出て15年以上経ってもなお仕事のストレスから解放されることはない。

相変わらずストレスでひーひー言って生きている。

それに中年に差し掛かると仕事だけがストレス源ではなくなる。

自身の老化と向き合わなくてはならない上、肉親との死別に向き合うことになる。

その度に心が死ぬのである。

そしてこの世の儚さを思い知る。

生きることとは本当に辛いことばかりだ。これから先、失っていくばかりである。

その度に心が死ぬのだろう。私は生き返ることができるのだろうか。

こんな世知辛いのなら初めから生まれて来なければよかったのに。そんなことを思うのである。

生きるためにはたくさんの代償を支払わなきゃならないのだ。

今日は色んなことがあって疲れた。だから落ちているだけだろうか。考え方が超ネガティブ。

明日になったら少しは気分が前向きになるといいのだけど。

おわり